主婦でも利用できるキャッシングについて

7月 21, 2016

キャッシング枠と総量規制について

クレジットカードのキャッシング枠や、カードローンの利用限度額を決める際には、総量規制に注意が必要です。
総量規制は、2000年代後半に多重債務に苦しむ個人の増加が社会問題となったときに、これを解消する施策の一つとして導入されたもので、業者が個人に金銭の貸付けを行う場合は、原則として個人の年収の3分の1に相当する金額までとする規制のことを指しています。年収が240万円の人を例に説明すると、この人はクレジットカードのキャッシング枠やカードローンの利用限度額の総額で80万円までしか借り入れを行うことができません。もし、借入総額が80万円を超えた場合は、一部返済をして残高を減らさないかぎり追加の借り入れを行うことができません。このように業者が過度に多額の貸付けを行えなくすることで、キャッシングに関する知識があまり無い個人が多重債務を抱えることを防ぐのが総量規制の目的です。
ただし、総量規制には除外と例外の2つの規定が設けられています。除外は、総量規制の対象とはならない貸付けのことで、高額療養費の貸付けや、担保を伴う貸付け、不動産の購入やリフォームを目的とした貸付けなどが該当します。また、例外に指定された貸付けについては、借入残高が総量規制の範囲を超えていた場合でも、返済能力が十分にあることを確認した上で特別に認められます。総量規制の例外となる貸付けには、個人事業者への貸付けや、緊急に必要な医療費の貸付けなどが挙げられます。
なお、総量規制は貸金業法の規定であるため、適用されるのは貸金業法に基づいて営業している業者のみとなっています。銀行法や信用金庫法に基づいて営業している金融機関からお金を借りる場合は総量規制は適用されません。